フィッティングという言葉は、ここ数年でかなり聞かれるようになったかも知れません。
一言でいうと、
自転車の各部の位置を乗り手に合わせる
ということだと思います。
そのためには、
どんな乗り方をするのか?
どのくらいの時間を、1回に乗るのか? (あるいは頻度)
手足の長さ
関節の柔軟性
骨格や筋肉の様子
これまでどんなふうにそれらを使ってきたか
などをなどを踏まえつつ、どんな乗り方をしようとしているのかを考慮して
それを探る必要があります。
サイクリングは、ペダル・ハンドル・サドルの3点が人間との接点になります。
ここが他の機材スポーツと違うところかと思います。
それらの位置関係によって、人間の力をより効率よく、自転車に伝えることができたり、
できなかったりするワケで、それを最適化するのがフィッティングなのです。
正直言って(恥ずかしながら)、私・ニワはフィッティングのことは分かりません。
永年、試行錯誤してきてはいますが、いつも彷徨っています。
ましてや、他の人のことを的確にアドバイスなどできません。
そんな折(といっても、かれこれ10年以上になりますが)、
雑誌サイクルスポーツのライターの大先輩の藤下雅裕氏に、フィッティングしてもらったところ
目からウロコが落ちる落ちる…!
自分自身、試行錯誤してきたので、誰かにアドバイスを乞うのはどうかな?
と思っていたのですが、客観的に見てもらうこともメリットは大きいと痛感しました。
流れとしては、 固定ローラ−台でのウオーミングアップ後、以下を中心に行いました。
クリート位置調整
サドル位置調整
ハンドル位置調整
ブレーキブラケット位置調整
ブレーキレバー調整
まだまだショップによっては、「自転車のフォルムはこうあるべき」という既成概念によって
欧米の体型に合わせてパッケージングされている自転車こそがカッコイイ という風潮もあります。
でも、自転車は乗り手の体型、用途に合わせてこそ、適切なパワーが発揮されると考えています。
会場は「Pit Stop つくば北条」です。
http://www.pit1.info/
フィッティングをしたら、筑波山麓のサイクリングロード、アップ&ダウンなどを走りながら
その効果を確かめました。
筑波山麓の風景は、北海道のイメージトレーニングにも最適でした〜!