2012/9/9-30 ロードバイクでヒマラヤ越え ラサ⇒カトマンズ

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チベットのラサからヒマラヤを越えて、ネパールのカトマンズまでの1000q。
途中には5200を超える峠があります。
ニワ、初めて訪れたのが1986年。
以来、四半世紀前くらい、ずっと通い続けている道です。


●9/9.10
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食材広東の広州で一泊後、ヒマラヤの末端を見ながらラサへ。

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22日間の旅のため、荷物はそれなりに大量&そうでもなく超コンパクトな人!

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祈りが溢れるラサの町に到着。早速、自転車を組み立てます。


●9/11
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旅の安全を込めたカタという白い布を頂き、ラサのシンボルのポタラ宮を出発。
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いよいよヒマラヤを越える1000qの長い長〜い旅が始まります。磨崖仏も見守ってくれています。

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川沿いを西へ西へ。すでに紅葉が始まっていました。

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キャンプスタッフが先回りして、テントをセットアップ。
キッチンスタッフが、日本人の口に合った、おいしい食事も作ってくれます。

●9/12
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キャンプの朝、スタッフによるモーニングティーで目覚めます。幸せ〜!
そして洗面用のお湯。顔を洗ったら、足湯になります。幸せ〜!

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そしてヒマラヤに沿って東西に流れるヤルツァンポー川の流れとともに、ひた走ります。
途中、村人たちとの何気ない交流が楽しいんです。

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キャンプが牛に襲われることも?! そしてヒマラヤ越えツアーにすべてご参加のY師匠です。

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------高山病対策について-------
スタートしたラサは3600m。もっとも高い峠は5280m。
高山病対策が今回の旅の、大きなカギです。
重要なことはこの2つです。
 @たくさん酸素を取り込む
 A取り込んだ酸素を、しっかり体中に回す

 @たくさん酸素を取り込む
なるべく頻繁に深呼吸すること。
夜中でも起きて、深呼吸するよう心がけました。

 A取り込んだ酸素を、しっかり体中に回す
有酸素運動をなるべく長時間、です。
その意味では、自転車の動きはとってもすぐれているといえます。

写真のような機器を使って、血中酸素飽和濃度と心拍数をマメに測り、客観的な状態を常に把握しました。
また、バックアップとして、
 酸素ボンベ
 ガモウバック(加圧装置)
 高山病対策用ランドクルーザー&ドライバー
を用意し、深刻な状態になりそうなら、速やかに病院に行ける、もしくは高度を下げられるところまで搬送できる体制を取りました。


●9/13
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今日は4800mの峠越え。標高差約1200mを登ります。

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延々登って、峠に到着。やった〜〜〜!

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峠に「平和 愛」の祈りを込めました。そして峠からは、紺碧の湖が広がっていました。
これからこの湖沿いを走っていきます。

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ランチはいつも、キッチンスタッフが先回りして用意してくれます。ありがたい〜!

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向かい風、そして一瞬、雹(ひょう)が降ることもありましたが、村人たちと交流しながら走りました。

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キャンプが羊やヤクに襲われることも?!  そしてこの日のY師匠!


●9/14
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朝、出勤途中のチベタンとあいさつを交わし、羊の群れに渋滞しながら、本日も走ります。

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そして5000mの峠へ。
峠には赤・青・黄色・緑・白の経文が刷られた布があります。地水火風空=宇宙を表わし、仏に帰依する意味があります。

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迫りくる氷河、広大な大地と雪山(これはまだヒマラヤ山脈ではない)など、風景は激変していきます。
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そしてキャンプに到着。テントが見えてくるとホッとします。
ゴールしたらお茶を飲んでゆっくり休憩。そして自転車の整備など。
走らないときの時間の過ごし方が、とっても重要なのです。

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キッチンスタッフは消化に良いものということで、いつもお粥を作ってくれます。
食後の皆さんとの語らいも、楽しい時間。この日は腹式呼吸について教わりました。


●9/15
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1日の走行距離は、大体70〜80q程度。(アップダウン次第で変わりますが)
路面は舗装されていますが、部分的には工事などで、よくない区間もあります。

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村の子供たち、町の少年たちともタシデレ〜(ちわ〜)。

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そしてさらにいろいろな風景の中を進みます。

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峠を越え、ギャンツェの町へ。この日は4泊ぶりにホテルです。ホテルでは中華が基本です。


●9/16 休養日
お寺見学に行ったり、行動食を買い出ししたりと、のんびり過ごしました。

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-----ヒマラヤを越えたバイク--------

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ニワのスペシャライズド・ルーベ(2011 フルカーボン)
タイヤは28Cに変更。
ホイールも完組ではなく、スポークの本数が多いものに変更・・・トラブルがあっても対応しやすい。
チベットで走り出したら、ハンドルをアップライトにしたくなり、スペーサー位置を変更。さらに高くしたくなってステムを裏返した。

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●9/17〜19
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羊やヤギの群れにまみれたり、ロバ車(馬じゃないです)のオジサンとあいさつしながら、西へ西へ。

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峠を越え、さらに西へ西へ。

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三菱のトラクター(?)も追い抜き、今日もキャンプへ。キャンプ地では湧水でサッパリ。

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キャンプ地ではテントを開けるとこんな訪問者も。自転車も襲われそうになったり…。

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チベット第2の都市シガツェ。久々の大都会でした。

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中国版カロリーメイト。学生時代からお世話になっていますが、時を経ても変わらないマズサです…!
そしてチベットギター、ダムニェンで遊んでみました。


●9/20
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この日は今回の最高地点、5280mの峠にアタックです。

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途中でランチをはさみ、上へ上へ。

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そして峠へ。

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やった〜! 添乗員・嶋田さん、感涙!

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そして広〜い峠道を、向かい風と戦いながらも、ひたすら下りました。


●9/21 休養日
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お寺にお参りし、子供たちと遊び、のどかな時間を過ごしました。


●9/22
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さあ、今日はチョモランマを目指して走ります。
ラサ界隈と比べて、風景も人も、よりワイルドな感じになります。
そしてゆるやかなカーブを回り込むと…

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ドッカーーーーーンとチョモランマが現れます。

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そしてヒマラヤの大パノラマ。この瞬間をずっと待っていたんだ〜!

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しばし呆然…、でした。
そしてヒマラヤ大展望のキャンプ地へ。

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夕暮れ時、チョモランマには最後まで陽が当たっていました。さすが世界最高峰!
夜中にテントから顔を出すと、満点の星空でした。


●9/23
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チョモランマを見ながら、サイコーのモーニングティーです。

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遊牧民の犬も凍っていました。そしてお湯をもらって、サイコーの洗顔です。

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ヒマラヤを見ながら走り続けました。


●9/24  ヒマラヤを越える
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これまでの川沿いから離れ、いよいよヒマラヤの峠越えへ。この日、5000mと5150mの、2つの峠を越えます。
ゆっくりゆっくり登っていくと、シシャパンパという8000m峰が見えてきました。

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これが5000mの峠。その先からは、次に越える峠道が、ずーっと続いて見えました。

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一旦下って、最後の峠へ。もう5000mを越えています。草もほとんどなく、そこにはチベット人の生活もない世界です。
自分の呼吸だけが、唯一の聞こえる音です。

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そして5150m、ヒマラヤを越える峠に到着。Y師匠とはこの地に5度目です!
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そして下る、下る、下る! 午後からは強烈な向かい風になり、1列に並んで風をよけながら走りました。
キャンプ地が見えた時は、本当にホッとしました。


●9/25
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ヒマラヤを越えると、それまでの広大な大地とは変わって、谷間にいる感じ。
どことなくネパールのような地形になります。
この日の朝、キャンプスタッフとはお別れ。2週間近くを一緒に過ごすと、とっても名残惜しいのです。

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3000m台になると、酸素が濃い! を実感。低木が現れ、みずみずしくなってきます。

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2000m台になると、体がヤケに軽く感じます。と同時に、空気抵抗も感じる気がします。
滝が現れ、森になり、竹が生え…、亜熱帯に近づいていきます。

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そして国境の町で、念願のビール、ビール、ビール!
(高所では高山病対策のためビールを控えていたのです)


●9/26 国境を越えてネパールへ
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谷の右側がチベット(中国)、左側がネパールです。ナマステ〜! そしてネパール側のガイド、ホムと合流。

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ネパールは部分的にオフロードもあるので、希望者にはカトマンズからマウンテンバイクのレンタルを用意しました。

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もうここは亜熱帯。熱い〜! そしてカレーを手で食べます(希望者は)。

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標高600mまで下りました。ヒマラヤの峠からの差は、実に4500mほど。
この後の登りに時間がかかり、宿に到着するのが日没後、という大失態をしてしまいました。反省です…。


●9/27
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そしてヒマラヤ越えサイクリングの最終日。下っていくとカトマンズの街並みが見えてきました。

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そしてカトマンズのホテルにゴーーーーーール!

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長かった旅を終えた興奮が冷めやらないまま、ピザ(イタリア人経営のおいしい店があるんです)やアイスクリームなど、普通のものに感激しました。


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本当に長い旅でした。
皆さま、ありがとうございました。
posted by nct04 at 2012年12月29日23:02 | 海外サイクリング
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