前回は風景が激変するネパールのサイクリングの地理的な理由について紹介しましたが、今回はその写真をご覧下さい。
この写真は、首都カトマンズに向かう向かう飛行機の中から見えたエベレストです。
まずはネパール第2の都市・ポカラから山奥の村まで、小さな飛行機でアクセス。
荒涼とした風景、そしてヒマラヤがドッカンーーンとそびえる様子は、まるでチベット。
でも、標高は3000m弱で高山病の心配も、非常に少ないのがありがたいです。
薪などの荷物を積んだロバの群れとすれ違いながら、いくつかの村を通過。
歴史的にここは、ヒマラヤを挟んで、チベット高原とネパールを結ぶ街道でした。
チベット高原(元は海だったので、塩湖が多数)で採れる岩塩を、ネパールに運ぶ、いわばヒマラヤ版塩の道です。
ここは明治初期に日本人の僧侶・河口慧海が鎖国中のチベットに、仏教の原典を求めて入るため、一時滞在したところ。
(これは後のコラムで)
さらに進むと、谷がどんどん深くなっていき、
やがてバナナが実る亜熱帯へと突入します。
3〜5日でこの激変ですから、ネパールの旅はやめられない(^-^)