「ネパールってどんなところ?」
というと、まずはヒマラヤを思い浮かべる人が多いと思います。
正解! でもそれだけじゃないんです。
よく言われるのが「寒いんでしょ?」
正解! でもそれだけじゃないんです。(←コピペ)
特徴をかいつまんでいうと
@最高地点は8848m(エベレストのてっぺん)
A最低地点は70m(南側のインドの国境付近)
B緯度は日本の奄美大島あたりに相当

つまりは、基本は暖かい地域。
でも、標高が高いと寒くなる。

国土でいうと、広さは北海道の1.8倍くらい。
横長な長方形(ザックリ言うと)
南北は130〜220km(地図上での実測)
東西は約800km
つまりは南北に移動すると、わずか150kmくらいの直線距離で、標高差が8000m以上になる。
こんな国って他にない。

ちなみにですが、我らが日本も、北海道から沖縄まであって、多彩な自然景観や文化があります。
でも地図上で宗谷岬(最北端)から与那国島(最西端)まで測ると2900km。
ネパールには、短い距離ながらも、標高差による「激変」がある、ということです。
ただし、ネパールで人が住む上限は4000m程度。
(ヒマラヤ越えツアーで越える峠は5150mですが、これはチベット側)
で、どんな激変かというと、こんな感じ。
≪風景≫
皆さんがイメージする雪と氷の世界、
でも多くの場所は亜熱帯で、バナナが繁る
≪民族≫
ざっくりいうと、
標高が高いところ(北)はチベット系で、日本人っぽい顔立ち。
標高が低いところ(南)はインド系で、彫が深い顔立ち。
標高によって(という言い方が正しいかはともかさておき)、チベット系とインド系の混じり合いの度合いが異なり、100以上もあるとも言われる少数民族がすみ分けています。
なのでネパールの奥地(標高の高いところ)に飛行機で行き、南に向かって下っていると、風景、人の顔立ち、食べ物、言葉など、いろいろな激変を体中で受け止めることになるのです。
そんな激変ぶりの写真は、追々…。