2017/4/28-5/8 ペルー アンデスからアマゾンへ


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ボクが初めてペルーを訪れたのは2007年。
1989年からヒマラヤに通ってきたのですが、他の山脈、つまりアンデスってどうなんだろう? と常に地球の反対側に思いを馳せていました。

この地でのツアーのプランニングに当たり、まず考えたのが「アンデスからアマゾンへ」。
つまり先にテーマありき、でした。
アンデスやアマゾンを訪れるツアーは数多ありますが、せっかく自転車で行くワケですから、ピンポイントの旅ではもったいない。
アンデスからアマゾンへと下ることで、その変化を体で受け止めて「地球ってスゴイ!」と感じるサイクリングにしたい、ということです。
それは5000mのヒマラヤの峠を越えて、亜熱帯のネパールへと下ることからイメージしています。

「アンデスからアマゾンへ」というお題を掲げたものの、ではどこに行ったらいいのか? 
アンデス山脈は南米大陸をほぼ縦断する形で、膨大な長さ。
(北緯10度から南緯50度まで南北7500km)
アマゾンと接する(という言い方がいいのかどうか?)だけでも3000qくらいはある。
ツアーの期間は限られているので、そこでギュッと凝縮するような場所はあるのか?

調べていくと
 アンデス山脈って、南米大陸の西の端(太平洋側)にあるのね。
 アマゾンってそんなところから、大陸を横断して流れているのね。
などなど、新鮮な感動がいっぱい。
それだけでワクワクしてきます。

さらにさらに調べを進め(この間、長い時間がかかっているのですが)、その場所はペルーのクスコがよい、という結論に。
あのマチュピチュもあるし!
で、この図をご覧ください。
(Wikipediaより)
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*画像をクリックすると拡大します。
<画像 左>
赤丸で囲んだのがクスコ。
ここを流れているのがウルバンバ川(ピンクの矢印)で、マチュピチュもこの川沿いにあります。
アマゾン川の源流のひとつと考えられています。

<画像 左>
オレンジの線がサイクリングしたところ。
あんなに大スケールだったのに、南米全体から見るとほんのちょっと(^-^;

アンデス山脈というのはかなり複雑に入り組んでいて、ウルバンバ川の谷から4000m以上の峠を越えて、Madre de Dios川(黄色の矢印)の上流部に向かって下る、というプランです。
ちなみにこの2つの川は、全く違う流路をたどり、合流するのは直線距離で2000qほど先のマナウスという街です。
アマゾン、すごい!
なんて壮大なプランなんだろ!
これを11日間に凝縮するなんて、自分ってエライ!
と自画自賛(^-^;

このプランは再来年2019年のゴールデンウィークを予定しています。
待ちきれないなぁ…。
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[現地ガイドのウィル君]
アンデス〜アマゾンのツアーは現地のマウンテンバイクガイドとコラボして行なっています。
ガイドは前回同様、クスコ育ちのウィル。
馴染みであり、信頼できるガイドと一緒に仕事をできるのは、どの国でも楽しみです。

サイクリングのガイドは、道を安全に楽しく案内できることが重要です。
それだけではなくウィルは、道沿いにある一木一草や、人々の暮らし、そびえるアンデスの山々など、なんでも″ネタ”としておもしろく話してくれる。
サイクリングガイドは国内外で増えているが「あるべき姿だなぁ」と見ていて思わけです。

で、ツアーも中盤に差し掛かった頃、なんとなく身の上話に。
彼は16歳、高校生の頃、趣味で自転車で走り回ってたときに、ツアー会社のボスから誘われてガイドをするようになったという。ボクが
「それからずっとガイド生活?」
と聞くと
「大学を出て、歯科医になって3年くらい働いたけどやめた。人と話すのが好きなのに、歯科医は一方的に話すだけ。患者さんは『う』とか『あ』としか言ってくれないし」
「そりゃそうだ」
と爆笑。

で、で、ボクは帰国して今朝、歯医者に行ってきました。
治療中、先生に
「噛み合わせはどうですか?」
と聞かれて『う』とか『あ』しか言えず、思わずウィルの顔が浮かんで一人で爆笑。
先生は不思議そうな顔をしていましたが、そんなときほど笑いは止まらない。
診察台の上で一人悶絶。
修羅場は続きました…。

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Wikipediaより抜粋したアマゾンの小ネタです。
長さについては、このご時世でも明確でないところがスゴイ!

巨大な水系を持ち、いくつもの支流に分かれるため、アマゾン川の定義は複数存在。規模についても出典により、複数の値が示されている。しばしば「アマゾン川本流論争」が持ち上がる。

2008年7月3日アマゾン川とナイル川の衛星写真を比べてアマゾン川の長さは 6992 km になりナイル川よりも長いと報道された9月の会議で正式な話し合いがされるが、衛星写真や源流調査からもアマゾン川のほうがナイル川より長い可能性はより一層高くなっている。
主要な支流全体の長さは延べ 50,000 km にもなり、赤道一周よりも長い。

流域面積では2位以下のコンゴ川、ナイル川、ミシシッピ川のそれぞれ2倍程度、オーストラリア大陸の面積に匹敵する705万km2。
アマゾン川の標高は河口から 1,600 km 遡っても 32m、3,800 km 遡っても80 m しかない。

流域面積は世界最大であり、ジャングルや大湿原などのいわゆる自然のダムや地下に含まれている水の量は世界の全河川の 2/3 に当たる。
河口の幅は東京から名古屋・大阪までの距離に匹敵する 300 km とも 500 km ともされる。

九州より僅かに広い面積を持つマラジョ島は中州と考えられている。

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ペルーの土産は楽しくて、実用的で、美味しいものがたくさんあって困るほど。
代表的なアルパカのセーターはこれまでさんざん買ったし、前回のツアーで買った塩も、まだまだたくさん残っている。

ということで今回は「キヌア」という穀物を買おうと決めていました。
キヌアはアンデスの高地で主に栽培されるもので、見た目はヒエに近い。
近年日本ではスーパーフードして高値で売られているとか。

サイクリングを終え、クスコで市場へ。
キヌア売り場に行くと、1sで100円ほど。
日本のウン十分の1?
売り場のオジサンに進められるままに、いろいろな種類を買ってしまいました。

で、最後に勧められたのがマカ。
「サイクリングにピッタリ。パワーが出るぞ〜!」
とチカラコブを作ってみせて、ウィンクしてくれました。
なんでウィンク?
マカ、まか、まさか…?。
なんか聞いたことがあるようなないような。

とその後、歩きながら浮かんだのは、日本の新聞広告。
むむ?とりあえずググってみて下さいませ(^-^;

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アンデスからアマゾンへの旅はずっと内陸。
ということで食事のメインは肉か川魚(鱒)でした。
でも、野菜や穀類の原産地であることが多く、それらは本当に美味。
原産地のものはジャガイモ、トマト、レモンなど、挙げると驚くほど多い。
(ペルー 野菜 原産 でググってみて下さい)
ですが最後の首都のリマは海沿い。
大西洋側を寒流が流れ、豊かな漁場となっていて、日本にも多くの魚介類が輸出されています。

ペルーのシーフートといえばセビッチェ。(左)
ヒラメやタイなどの切り身(生魚)に紫タマネギを載せ、
レモン汁をかけ、軽くパクチなどを散らしたもの。
旅の最後にこれは泣けます(^-^) 
カニとアボカドを、マッシュしたジャガイモで巻いたものも泣けます(^-^) 
(笑っているんですが)
焼いたタコも歯ごたえ抜群でうまかった!
ビールはリマの定番のピルセン(^-^)

そしてリマの宿は日本人の営むペンションの「カンツータ」。
ここでは鍋焼きうどんと天婦羅を出してもらい、
なんとデザートには「世界三大美果」の一つといわれるチリモヤが登場し号泣(^-^)
(チリモヤについては、これもググってみて下さい)
ペルーの国土は6割がアマゾン(なんと)、
1割が海岸線(砂漠が多い)、
3割がアンデスの山脈地帯 という構成で実に多彩な食文化があります。

ということでペルー滞在中は各地の食も大満喫。

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アディオ〜〜〜ス、ペルー!

このプランは再来年2019年のゴールデンウィークを予定しています。
待ちきれないなぁ…。
posted by nct04 at 2017年05月11日21:53 | 海外サイクリング
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