この地域がなぜ、とっても魅力的か?
まずはこの地図をご覧下さい。

その昔、インドは島でした。
インドが北上し、大陸にぶつかり、押し上げ、ヒマラヤ山脈ができました。
ヒマラヤの北側、カイラス山あたりから流れ出す、インダス川、ヤルツァンポー川が
ヒマラヤの北側を、山脈に沿って流れるのはそのためです。
ラダックは、そのインダス川沿いにあります。
青い太線で囲ったラダックは、ヒマラヤが貫く地域です(黒い線がヒマラヤです)。
そのため、隆起によってできた、切り立った山々の景観が、大迫力です。
でも、東の方に向かうと、チャンタンという地域になり、ここは完全にチベット高原に位置します。
切り立った山々ではなく、形式は水平に広がり、大きな湖が点在し、そこに遊牧民が暮らす世界です。
チベット語でチャン=北、タン=高原です。
チャンタンはラサより真北あたりのことを指すと思っていました。
ラダックに下見に行ったときに、現地の人が東の方をチャンタンを呼んでいたので不思議に思ったのですが、
大きく見ると、ラダック東部もチベット高原の北側。
ということでチャンタンなワケです。
ラダックは、中心のレー周辺の切り立った山々、チャンタンのなだらかで広大な風景、
その2つの対比が、大迫力なのです。
それを感じるには、自転車がイチバンではなかと思うわけです。
ちなみにラダックは、年間を通しての降水量が非常に少ないところ。
(年間5o程度、という話も)
ネパールのヒマラヤは、モンスーンの影響を受けて、5〜9月は雨期ですが、
ラダックは内陸にあるため、その手前の山脈でほとんどの雨が降られてしまう、というワケです。
雨が降らない=隆起したときの地形が、浸食されずに残っている=大迫力
ということにもなるわけです。
では、写真をご覧下さい。
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